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根からではなく、体全体で水分を受け取る
多くの苔には、種子植物のように水や養分を吸い上げる本当の根がありません。仮根で体を支えながら、葉や茎の表面から水分を取り込みます。
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Discover the world of moss
静かに大地を覆い、水を受け止め、命をつなぐ苔。 小さな体に備わった仕組みを知ると、いつもの緑がもっと面白く見えてきます。
苔の世界をのぞくWhat is moss?
苔は、コケ植物と呼ばれる植物の仲間です。花や種をつくらず、胞子によって広がります。種子植物のような発達した維管束を持たないため、体は小さく、水分のある場所に寄り添うように生きています。
地面や岩、樹皮の表面に広がりながら、光を受けて光合成を行います。目立たない存在に見えても、その一面にはたくさんの個体と、小さな生きものたちの世界が広がっています。
Small body, unique life
苔の小ささは弱さではなく、身近な水分を活かして生きるためのかたちです。
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多くの苔には、種子植物のように水や養分を吸い上げる本当の根がありません。仮根で体を支えながら、葉や茎の表面から水分を取り込みます。
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苔は花を咲かせず、種もつくりません。成熟すると胞子体が伸び、その先の蒴から小さな胞子を放って新しい場所へ広がります。
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乾燥すると活動を抑え、水分を得ると再び動き始める種類もあります。ただし、乾燥への強さや好む環境は苔の種類によって異なります。
光合成
光から生きるためのエネルギーをつくる
胞子
花や種をつくらず、新しい場所へ広がる
水との関係
表面から水分を受け取り、生命活動に使う
茎と葉のような姿が分かりやすく、立ち上がるものや地面をはうものがあります。テラリウムで親しまれている苔の多くが含まれます。
例:ヒノキゴケ、タマゴケ、ハイゴケ
平たい体が地面に広がるものや、茎と葉のように見えるものがあります。湿った場所で独特の質感を見せます。
例:ジャゴケ、ゼニゴケの仲間
平たい体から角のような胞子体を伸ばす小さなグループです。蘚類や苔類とは異なる特徴を持っています。
身近な湿った土の上などで見られることがあります。

A quiet foundation
苔は景色を緑に彩るだけではありません。水や土、生きもののつながりの中で、静かに役割を果たしています。
体のすき間に水を保ち、林床や岩の表面が急に乾くのを和らげます。
苔の間には微小な生きものが暮らし、小さな生態系が形づくられます。
土や岩の表面を覆い、雨や風による土の流出を抑える働きをします。
水分や細かな有機物を受け止め、ほかの植物が育ち始める環境づくりに関わります。
Living with moss
苔に合う環境は種類や育て方によって変わります。まずは光・水分・空気・温度の四つを観察しましょう。
LIGHT
直射日光ではなく、明るい日陰が基本です。光が弱すぎる場所では、植物育成用LEDなどで補います。
WATER
乾かしすぎにも、常に水がたまる状態にも注意します。容器や苔の種類に合わせて、様子を見ながら調整します。
AIR
蒸れやカビが気になるときは短時間換気します。密閉・開放の違いに合わせた管理が大切です。
TEMPERATURE
高温になる窓辺や暖房器具のそば、冷暖房の風が直接当たる場所を避け、急な温度変化から守ります。
True or false?
いいえ。強い直射日光は苦手でも、光合成に必要な明るさは欠かせません。
見た目が根に似た「仮根」はありますが、主な役割は体を固定することです。
種類と環境によります。水が多すぎる状態が続くと、蒸れや傷みの原因になることがあります。
土地の所有者の許可や地域のルールが必要です。公園・保護地域・他人の土地などから無断で採取してはいけません。